「転職会議」は300万件以上の口コミ情報を掲載しているサイトです。
実際に働いていた元社員や現社員の口コミをチェックできるので、転職活動中の企業研究に役立ちます。
しかし、「転職会議の口コミは本当に信用できるのか」という不安もありますよね。
そこで本記事では、 転職会議の基本的な使い方や、実際に使ったことがある方の声・利用上の注意点などお伝えしていきます。
転職会議を上手に利用して、転職を成功させましょう。
【結論】転職会議はこんな人におすすめ!
忙しい人のために、「転職会議がどんな人におすすめのサイトなのか」先にお伝えしておきますね。
結論、転職会議は次のような人におすすめです。
- 企業の口コミをチェックしたい人
- 企業の雰囲気・労働環境・年収が気になる人
- 口コミと一緒に求人を探したい人
口コミをチェックしながら求人を探せる「転職会議」では、現社員・元社員の「生の声」をチェックできます。
労働環境・年収・企業の雰囲気など、気になる情報を入手できるので、これから転職活動をするのであれば登録して損はありません。
サイト内では口コミを閲覧しながら、求人を探すこともできますよ。
ただし、口コミサイトである転職会議では、転職活動のサポートを受けることはできません。
転職活動をスムーズに進めるためには、転職会議と「転職エージェント」を併用することをおすすめします。
「リクルートエージェント」・「パソナキャリア」などをあわせて利用すれば、面接対策・応募書類の添削など手厚いサポートを受けられますよ。
転職会議とエージェントを併用して、理想の転職を実現しましょう。
転職会議でできること
株式会社リブセンスが運営している「転職会議」は、口コミや評判を見ながら求人が探せる転職サイトです。
「口コミをチェックできる掲示板みたいなものじゃないの?」と思っている方も多いですが、口コミを見られるだけでなく「転職サイト」としての機能も合わせ持っています。
といっても「具体的にどんなことができるの?」と疑問に思いますよね。
そこで、ここからは転職会議でできることを解説していきます。
- 300万件以上の転職クチコミ情報の閲覧
- 10万件以上の求人を掲載「求人検索」
- 職種別の年収をチェックできる「年収まとめ」
- IT・Web系業界へのサポート事業
一つずつ確認していきましょう。
①300万件以上の転職口コミ情報の閲覧
転職会議と聞いて、一番に思いつくのが「口コミ情報の閲覧」ではないでしょうか?
転職会議では、300万件以上の企業・転職口コミ情報を掲載しています。
また、口コミと一緒に以下のような情報もチェックできます。
- 2chまとめ
- 評価
- 社風
- ホワイト/ブラック企業診断
このように、 企業の細かい内部情報をまとめて確認できることが、転職会議の最大の特徴です。
②10万件以上の求人を掲載「求人検索」
転職会議では、口コミを確認するだけでなく、求人を探すこともできます。
掲載されている求人は10万件以上にものぼり、大手転職サイトにも引けを取りません。
実際に転職会議に掲載されている求人数と、大手転職サイトの求人数を比較してみました。
転職会議 | 136,559件 |
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マイナビ転職 | 11,218件 |
転職ナビ | 8,297件 |
(求人数は2019年10月時点)
比較をすると転職会議の求人数が、圧倒的に多いことが分かります。
なぜ転職会議の求人数がこれほどまでに多いのかというと、 転職会議が「doda」「マイナビ転職」「イーキャリア」「@type」などの大手転職サイトと求人を提携しているからです。
他の転職サイトが保有している求人を、転職会議でまとめてチェックできるのは大きなメリットですよね。
また、転職会議には企業から直接オファーを受け取ることができる「スカウトサービス」も用意されています。
自分が想像していなかった企業からオファーが来ることで、より広い視野を持って転職活動を行うことができるでしょう。
③職種別の年収が見れる「年収まとめ」
転職をする際に気になるのが、「給料」ではないでしょうか?
転職会議では、 転職会議に投稿された社員・元社員の年収データを集計して公開しています。
年収まとめでは、年齢ごとの平均年収の推移や、会社ごとの年収など細かなデータも確認可能です。
年収は転職先を決める上での大切な要素なので、転職活動中にしっかりとチェックしておきましょう。
④IT・Web系業界への転職サポート事業
転職会議を運営している株式会社リブセンスは、IT・Web業界への転職支援サービスも行っています。
レジュメ添削から面接対策・年収交渉まで、すべて専任のコンサルタントが担当してくれるため「安心して転職活動に臨める」と評判です。
企業に関する情報も充実しており、 気になる企業があった場合は、コンサルタントが会社の評判・雰囲気・年収など細かなデータを教えてくれますよ。
IT・Web業界への転職を考えている方は、ぜひ利用してみてください。
転職会議の信憑性に疑問の声もある
転職会議は口コミサイトとして様々な信憑性向上の施策を講じてはいるものの、運営側は情報の正しさを判別することができません。
ですので、情報の質はインターネット上の情報レベルに留まり、100%事実だけが載っている保証はありませんでした。
本章では、以下の流れで転職会議の情報の信頼性を、他のインターネット上の情報サイトと比較しながら解説します。
- 1-1. 調査から分かった評判
- 1-2. 転職会議側の対策
- 1-3. 口コミサイトと「知恵袋」「2ch」との比較
1-1. 調査から分かった評判
調査によると、転職会議には「本当のことが書いていた」という意見と「嘘の情報が載っている」とのネガティブな意見が同じ割合で見受けられました。
HPを調べてみると、転職会議は寄せられた口コミの事実確認を逐一行っているとは記載しておりませんでした。
ですので、ユーザーが上手く嘘の口コミを投稿することも可能ですし、その情報が事実かどうかは転職会議側も分かっていません。
以下で、口コミが本当だった例と、口コミが嘘だった例を順にご紹介していきます。
まず、「口コミが本当だった」という意見をご紹介します。
想像以上に合っていた
9割本当だった
自社の評判見たら全て本当だった
次に、「口コミが嘘だった」という意見をご紹介します。
高評価に騙されて失敗
口コミが少なくてヤバさが見抜けず
自社の口コミを見ると嘘だらけ
私の会社、良く書かれすぎ
私の会社、よく書かれすぎ。
こんなの信じてはいけないなあ。
以上の意見から、嘘の情報も少なからず混ざっているという事実が分かりました。
しかし、次に説明するように、転職会議側も情報の信頼性を高めるために様々な対策を行っています。
1-2. 転職会議側の対策
転職会議は掲載する口コミの信憑性を高めるために、以下の2つの対策を講じています。
- 『口コミ投稿ガイドライン』を作成している
- 口コミ投稿後の削除は受け付けない
転職会議は『口コミ投稿ガイドライン』を制定し、口コミの質を向上させる取り組みをしています。
具体的には、投稿する口コミに関して以下の5つに当てはまる投稿は削除されるというルールです。
- 個人を特定できる・役員の私生活に関する投稿
- 誹謗中傷を意図した言葉遣い・内容の投稿
- 憶測や伝聞など、事実確認が困難な投稿
- 誇張した表現・断定的な批判をする投稿
- ビジネスマナーに反する表現等の閲覧者が不快に思う投稿
また、転職会議では、口コミ投稿後の削除は受け付けていません。
退会した後も口コミはサイト上にのこるので、ユーザーが安易に誹謗中傷や嘘の口コミをしないような仕組みです。
以上のような対策を取っているので、全く身元の分からないインターネット上の情報よりは質の良いものを掲載していると言えます。
1-3. 口コミサイトと「知恵袋」「2ch」の比較
結論から申し上げると、転職会議のような口コミサイトは他のインターネットの情報より信憑性が高いと言えます。
なぜなら、サイトの特性上ユーザーが事実に基づいた正しい情報を投稿しようと思う仕組みが整っているからです。
以下、各サイトの仕組みをもとにメリット・デメリットを表にしました。
メリット | デメリット | |
転職会議 |
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Yahoo知恵袋 |
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2ch |
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他のサイトより詳細なプロフィール登録が必須な転職会議のユーザーは、自身の体験を元にした口コミを投稿します。
しかし、Yahoo知恵袋や2chは匿名性が高く、簡単に投稿の削除が可能なので、安易に誹謗中傷や嘘の情報も投稿しやすいです。
また、企業の評判に特化した転職会議のような口コミサイトの方が企業に関する情報量も多いので、企業の内情を知るには専門の口コミサイトの利用をおすすめします。
インターネット上の情報を見極めるポイント
以上で説明してきたように信頼性の高い情報を掲載してはいますが、インターネットの特性上、嘘が混ざっている可能性もあり、利用者が信頼できる情報を見極める必要もります。
ですので、以下のポイントを踏まえて情報を見極めるようにしましょう。
情報を見極める3つのポイント
- 主観的な意見と客観的な事実を見分ける
- ネガティブな意見が多いと理解する
- 複数の情報と見比べる
1.主観的な意見と客観的な事実を見分ける
転職会議には、投稿の信頼性を確保するためのガイドラインがありますが、投稿内容には制限がありません。
つまり、実際は事実と異なっていても、個人的に感じた感想等も投稿が可能なのです。
そこで、口コミサイトの投稿全般に言えることですが、主観的な意見と客観的な事実を見分けることが重要になります。
主観的な口コミの例 |
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客観的な口コミの例 |
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以上のように、具体性をもって書かれていると判断できる情報は信頼性も高いです。
2. ネガティブな意見が多いと理解する
転職会議に口コミを投稿する人は、転職を考えている人や転職済みの人がほとんどです。
キャリアアップの為だけでなく、前職に不満をもって転職する方も多いので、どうしてもネガティブな意見が多くなります。
ですので、ネガティブなことが書かれているのが普通、と考えておくといいでしょう
3. 複数の情報と見比べる
いくら信頼性が高く客観的な意見であっても、すべて鵜呑みにして転職活動をすすめるのは危険です。
なぜなら、あなたの目で確かめた事実ではないからです。
企業の実情を知るには、実際に面接に行って企業の雰囲気を確かめることが確実です。
実際に面接に行けない場合は、偏った意見に惑わされないためにも、他の口コミサイトの投稿も参考にすると良いでしょう。
5章『他口コミサイトとの比較して』に、転職会議と併用すべき企業口コミサイトを紹介しているので、気になる方は利用して見てください。
ここは気をつけたい!転職会議の注意点
転職会議の口コミをチェックすると、利用時における注意点が見えてきました。
登録後に後悔したり、思わぬリスクを背負うことのないよう、事前にしっかり注意点を把握しておきましょう。
この章では、以下2つの項目に分けて注意点を解説していきます。
- 口コミを投稿する時の注意点
- 口コミを見る時の注意点
口コミを投稿する時の注意点
まずは、口コミを投稿する時の注意点です。
- 投稿内容の修正・削除は自分ではできない
- 身元がバレてしまうこともある
- 訴訟に発展するケースもある
詳しくチェックしていきましょう。
1.投稿内容の修正・削除は自分ではできない
一度投稿した内容は、自分で修正・削除できません。
修正したい場合は、転職会議の
修正したい場合は、転職会議の「問い合わせフォーム」から連絡することで、転職会議が内容を差し替えてくれます。
連絡をする際には、以下の内容を記載しましょう。
- 修正を希望する投稿の「投稿ID」(投稿の右下に表示されている「ans-」から始まるもの)
- 修正した投稿内容(150文字以上)
- 満足度(★★★★★ ※満足度も修正したい場合のみ)
基本的に「削除」には対応していないので、投稿する内容には十分注意してください。
②身元がバレてしまうこともある
投稿したからといって、個人情報まで公開されることはありません。
しかし、投稿内容によっては身元がバレてしまうリスクもあります。
例えば、 業務・勤務地・部署の話など、あまりにも具体的な内容を記載した場合、投稿したのが誰なのか分かってしまう恐れがあります。
「これくらいなら大丈夫だろう」と軽い気持ちで投稿すると、修正に手間がかかったり、削除できなかったりと後悔することになりかねません。
身元がバレたくない場合は、投稿内容を十分吟味しましょう。
③訴訟に発展するケースもある
最悪の場合ですが、訴訟に発展するケースもあります。
過去には「企業の名誉や信用を棄損された。損害賠償を請求したい」と、転職会議に『投稿者情報の開示』『投稿の削除』『損害賠償』を求めた訴訟がありました。
転職会議への賠償請求は棄却されたものの、投稿者のメールアドレスの開示と投稿の削除は実際に行われています。
その後の情報は公表されていませんが、当該企業が投稿者個人に損害賠償している可能性も考えられるでしょう。
訴訟に発展した場合、転職活動どころではなくなってしまいますよね。
口コミを投稿する場合は、「企業の評判を著しく低下させるものではないか」「事実に反する内容になっていないか」よく考えましょう。
※転職会議では「口コミ投稿ガイドライン」を用意しています。
ガイドラインに記載されていることを守れば、大きな問題に発展することはないはずです。
投稿前に、必ず一度はチェックしてくださいね。
口コミを見る時の注意点
次は、口コミを見る時の注意点です。
- 信ぴょう性が薄い情報もある
- 口コミをチェックできる期限が決まっている
- たくさんのスカウトやオファーが届くこともある
ひとつずつ解説していきます。
①信ぴょう性が薄い情報もある
転職会議では「口コミ投稿ガイドライン」が用意されていますが、投稿内容に制限などはありません。
そのため、しようと思えば、いくらでも嘘の口コミを投稿できてしまいます。
「特定の企業の評判を上げ下げするために、虚偽の口コミが投稿されている」という噂もあるので、 口コミの内容をすべて鵜呑みにしないよう注意しましょう。
「嘘の情報もある」「信用できない内容もある」ことを念頭に置いた上で、口コミをチェックしてくださいね。
②口コミをチェックできる期限が決まっている
口コミを投稿すると、 他の人が投稿した口コミをチェックできる「口コミパス」が発行されますが、このパスには「39日間」の期限があります。
期限を過ぎたあとは、有料でパスを購入するか、新たな口コミの投稿が必要です。
「必要な時に口コミをチェックできない」なんてことにならないよう、口コミを投稿するタイミングは、よく考えましょう。
③たくさんのスカウトやオファーが届くこともある
無料の会員登録をすると、たくさんのスカウトやオファーが届くこともあります。
「口コミだけ見たい」「スカウトやオファーはいらない」という方は、 マイページの「通知設定」から、スカウトを受け取らないよう設定をしておきましょう。
4.転職会議で口コミを見る方法
転職会議で口コミを見るためには、無料の会員登録が必要です。
ただし、 無料の会員登録で閲覧できる口コミは一部のみ。
全ての口コミを見るには、「口コミパス」が必須です。
口コミパスは「有料の会員登録をする」か「口コミの投稿をする」ことで得られます。
この章では、以下2つの口コミをチェックする方法をお伝えします。
- 無料会員登録(一部の口コミのみ閲覧可能)
- 有料会員登録or口コミを投稿する
方法1.無料会員登録
まずは、無料会員登録の方法を解説します。
ステップは、以下の通りです。
- 「会員登録」をクリックして、必要事項を記入
- 送られてくるメールのURLをクリック
画像付きで手順を解説していきます。
STEP1.会員登録をクリックして、必要事項を記入
「転職会議」の公式サイトにアクセスしましょう。
「会員登録」と記載されている部分をクリックすると、以下のフォームが表示されます。
メールアドレスとパスワードを入力し、「同意して会員登録」をクリックします。
クリックすると以下のような画面が表示されるので、自分に合うものを選択してください。
「次へ」をクリックすると、「希望条件」や「プロフィール」を入力する画面などがいくつか出てきますので、全て選択・入力していってください。
全て入力し終わると、正社員転職に強いサイトである「転職ナビ」への同時登録の勧誘があります。
必要な方は、チェックを入れて「次へ」をクリックしましょう。
STEP2.送られてくるメールのURLをクリック
「次へ」とクリックすると、以下の画面が表示されます。
この画面が表示されると、登録したアドレスにメールが届きます。
メールに記載されているURLをクリックして、メールアドレスを認証してください。
以上で無料登録は完了です。
メールアドレスを認証した後は、48時間のあいだ、企業ページにある「評判」の項目の上から10件のみ口コミを閲覧できます。
なお、すべての口コミを閲覧したい場合は「有料会員登録」もしくは「口コミを投稿する」必要があります。
方法2.有料会員登録or口コミを投稿する
ここからは、すべての口コミを閲覧する方法についてチェックしていきましょう。
口コミを見るには、以下のいずれかを行う必要があります。
- 有料会員登録
- 口コミを投稿する
それぞれ詳しくお伝えします。
「有料会員登録」で口コミを見る
有料で「口コミパス」を購入すると、 980円で39日間口コミが見放題になります。
購入方法は、クレジットカードによる決済のみで、 キャンセル・返金はできません。
二重で購入したり、間違いのないよう注意してください。
※クレジットカードは、「VISA」「MasterCard」「JCB」「American Express」「Diners」が利用可能です。
「口コミを投稿」して口コミを見る
「口コミを見るだけにお金を払うのはちょっと…」という方もいらっしゃいますよね。
転職会議では、自分も口コミを投稿することで、他の人が投稿した口コミを無料で閲覧できます。
1つの口コミを投稿すると、パスが発行され「39日間」口コミが見放題となります。
正社員だけでなく「契約社員やアルバイト、インターンシップ」などで働いていた場合も投稿が可能です。
なお、口コミは以下の項目の中から3種類選び、それぞれ150文字以上の投稿が必要です。
投稿しやすい項目を選んで、口コミを投稿しましょう。
転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 担当コンサルタントをシビアな目でみる
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
キャリアコンサルタントも売上目標があり日々追われています。
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 担当コンサルタントをシビアな目でみる
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではないコンサルタントの場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいものです。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
9. 【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(日程・場所の都合が合わなければ電話面談になります。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
10. 終わりに
ここまで、転職会議の評判について説明してきましたがいかがでしたか?
転職会議に掲載されている情報は、インターネット上の情報とは言えど、ある程度信頼のおけるものが多いです。
かといって全ての情報を鵜呑みにするのではなく、他の口コミサイトや転職エージェントを利用して情報収集することが転職成功の鍵となります。
以下は、このページで紹介した口コミサイトと転職エージェントです。
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